2011年 10月1日
その日の夜、天満橋駅からの帰り道だった。
帰ったらすぐにテレビを観るよう、あまちゃんから言われる。
早足で自宅に向かう。
この頃の私はテレビをほぼ観ない生活が当たり前になっていた。
そのためテレビをつけるときは決まってなにか得るものがあるといったケースがほとんどだった。
帰ってテレビをつけると、レオナルドダヴィンチの絵画特集の番組がやっていた。
“ ヨハネ ”
すごくこのキーワードが引っ掛かった。
そういえば難波の古本屋で絵画の本を数冊買った。
思い出してそれらをみてみると、どの本にも“ ヨハネ ”が登場していた。
やっぱり気になる。“ ヨハネ ”
翌々日は仕事で京都へ。
行きの電車は少し混んでいたが、ひとつだけぽっかり席が空いていたので座ることにした。
隣は老人だった。
なんだか不思議な雰囲気の人で、かぶっていた帽子の陰から目が綺麗なのがわかった。
ハッと“ ヨハネ ”のことを思い出し、思わずiPhoneで画像検索をしていた。
目に留まったひとつの画像・・・。
鳥肌が立った。
それは隣に座っている老人そのままだったのだ。髪の毛のかんじからひげ。 少し痩せた風貌もそのものだった。
「 手助けをしたい、側においてほしい。 」
そんなことを訴えてくる。
電車の中だったので私は聞き取ることを一旦止めた。
烏丸駅に着き、席を立ったとき老人と目が合った。
なぜかお互いお辞儀をした。
そして電車のドアを出て、窓越しにまた目が合ってお辞儀・・・。
その時の画像がこれである。
| 洗礼者ヨハネ |
0 件のコメント:
コメントを投稿