「かんたんだわ。」
友情あふれる魂は答えました。
「あなたを愛しているから。」
ちいさな魂はそれをきいて
びっくり仰天したようでした。
「そんなに驚かなくてもいいのに。」
友情あふれる魂はいいました。
「あなただって、同じことをしてくれたのよ。忘れた?
わたしたちはなんどもなんども
一緒に踊ったじゃないの。
永劫のときをこえ、あらゆる時代をこえて、
わたしたちは一緒に踊ったわ。
あらゆる時、あらゆる場所で、一緒に遊んだわ。
あなたが覚えていないだけ。
だってわたしたちはどちらも、『すべてであるもの』だもの。
わたしたちは上昇であり下降、左であり右なの。
ここでありあそこ、いまであり昔なのよ。
男性であり女性、善であり悪。
そして被害者であり、加害者なんだわ。
だから、わたしたちはこれまでも数えきれないくらい出会ってきた。
そして、相手がほんとうの自分を表現し、
体験するための完璧なチャンスを与えあってきたの。」
「だからね」
友情あふれる魂は続けました。
「あなたのつぎの人生では、わたしが『わるいひと』になるわ。
そして、もっともひどいことをする。
そうしたら、あなたは、
『ゆるす』ということを体験できるのよ。」
「でも、どんなことをするの?」
ちいさな魂は、すこし落ち着かない気持ちになりました。
「どんなひどいことなんだろうなあ?」
「そうねえ」
友情あふれる魂は、目をきらきらさせて答えました。
「なにか考えましょうよ。」
それから、友情あふれる魂は、ちょっと真剣な表情になって、
しずかな声でいいました。
「あなたのいうとおりだわ」
「なにが?」
小さな魂はたずねました。
「わたしは振動を遅くして重くなり、
『それほどすてきではないもの』にならなくちゃいけない。
自分とはぜんぜんちがうもののふりをするの。
だからひとつだけ、
お返しにおねがいしたいことがあるんだけど・・・。」
友情あふれる魂はいいました。
「なんでもきくよ、なんだって!」
小さな魂はさけんで、歌ったり踊ったりしはじめました。
「ぼくは許せる。ぼくは許せるんだ!」
ところが友情あふれる魂のほうは、
ひっそりと、とてもしずかなのです。
「どうしたの?」
小さな魂はききました。
「ぼくはなにをしてあげればいいの?
ぼくを助けてくれるなんて、
きみはほんとうにすてきな天使だね。」
「もちろん、この友情あふれる魂は天使だよ!」
神さまが口をはさみました。
「だれでもみんな天使なんだ!
それをいつも忘れないように。
わたしはきみたちのところへ、
天使のほかには、なにも送ってはいないのだからね。」
そこで、小さな魂は、
ますます友情あふれる魂のねがいをかなえてあげたいと思いました。
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