その撮影は思った以上に本格的で、メイクや髪型、着付けを3時間ほどかけてしてくれた。優美な衣装に身を包んだ。
スタジオの装飾品も大変豪華なものだった。
小道具を持たさせられ、表情や細かいポーズを指示され、そして服をまくられる(笑)
中国の人は写真に残すことを日本より楽しむ文化があるようだ。
半分はお遊びの撮影のはずなのに、私にこんな不思議な出来事が起こった。
智ちゃんがカメラマンの好き放題撮られている姿を見て、普通であれば面白がって笑うであろう。
でも私は違った。・・・泣いていた。
なにか哀しい、重たい感情が伸し掛ってくるのを感じた。
| カメラマンの言われるがまま(笑) |
| 私と智ちゃん |
その夜。少しだけあまちゃんと筆談をした。そして、先ほどの涙の理由を尋ねた。
《 上海楽しんでるみたいだね!よかったよ!
綾美、懐かしいでしょう。昔あなたはこの場所にいた。美しく衣装を身に纏ってまっていた。愛する人を、心待ちにしていた。だけど来なかった。
哀しみにくれ、たくさん涙した。次に生まれ変わったらその人と結ばれると決意した。それが重なり、今あなたはここにいる。
あなたにとって美しすぎるもの。それはあなたの魂であり、愛であり、そして愛する人。
いろんなところを行き来して、宇宙をまたにかけて生まれ変わり、いろんな記憶が存在する。
それを繋ぐ為に何度も生まれかわったんだよ。だから、結ばれることを心から望んで。
大丈夫だから、何度も何度も望んだことを今叶えて。 》
こんなこともあるんだな、と不思議に思いながらも私は妙に納得した。
まさかこのたった数ヶ月後。
ここ上海で想いを果たせなかった相手とまさか現世で出逢うことになるなんて。上海で生きた私の魂の想いを晴らすことになるなんて・・・想像もできるはずがなかった。
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