「ね、ぼくは、なにをしてあげればいいの?」
「わたしがあなたを攻撃し、打ちのめしたとき、
思いつくかぎりのひどいことをしたとき、
そのときに・・・」
友情あふれる魂は、口ごもりました。
「うん、そのときに?」
小さな魂は、待ちきれなくなっていいました。
「そのときに・・・?」
「ほんとうのわたしを、覚えていてほしいの。」
「覚えているとも!」
小さな魂は叫びました。
「約束するよ!いつも、いつまでも、
いまここにいるきみを覚えているって。」
「よかった」
友情あふれる魂はいいました。
「だってね、自分ではないもののふりをするのは、
いったん、ほんとうの自分を忘れなくてはならないのよ。
あなたがほんとうのわたしを覚えていなかったら、
わたしも思い出せなくなるかもしれない。
わたしがほんとうの自分を思い出せなかったら、
あなたまでほんとうの自分を忘れてしまい、
ふたりとも迷子になってしまうわ。
そうしたら、だれかべつの魂がやってきて、
ほんとうのわたしたちを思い出させてくれるまで、
迷っていかなければならないでしょう。」
「大丈夫、忘れないよ!」
小さな魂はもういちど約束しました。
「きみのことは、けっして忘れない!
贈りものをいつまでも感謝するよ。
ほんとうのぼくを体験するチャンスという贈りものをくれて
ほんとうにありがとう。」
こうして約束ができました。
小さな魂は、いさんで新しい人生に向かいました。
光であること、特別であることに胸をおどらせ、
『許す』という特別なことを体験しようと
ワクワクさせながら。
小さな魂は『許してあげる』という体験をしました。
その機会を与えてくれるすべての魂と出会い、
その魂が喜びや悲しみをもたらしたとき、
とくに悲しみをもたらしたときいこそ、
いつも神さまの言葉を思い出すのでした。
「いつでも覚えているんだよ。」
神さまは、微笑みながら言ったのです。
「わたしはきみたちのところへ、
天使のほかには、なにも送ってはいない。」
0 件のコメント:
コメントを投稿